民泊って年間180日で儲かるの?

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先日、民泊に関して年間の上限日数が180日になるとのニュースを見ました。

 180日ということは一年の半分くらいしか運営できないということですよね。
まぁ、実際に、一年の半分以上も稼働するような地域は国内では限定的だと思いますが、この日数で利益があがるのか考えてみたいと思います。
 
まず民泊運営にかかる経費を考えてみます。
(すべての業務をホスト自ら行う場合は今回は除外)
・ゲストとのやりとり(多言語対応)
・室内清掃、リネン交換
・鍵の引き渡し、返却
・室内備品の購入、設置
・外国人が好む内装デザイン
airbnbをはじめとするサイト内での反響メールやりとり(多言語対応)
・周辺施設等の案内
airbnbをはじめとするサイト掲載でのSEO対策
 
ざっくりですがこのくらいあります。結構な業務量ですよね。
国内では、これらの業務を代行してくれる民泊代行会社が複数存在しますので、自身で業務を行わない(行えない)ホストは、このような代行会社が業務を依頼する必要があります。
おおよそ代行にかかる手数料は、月額1万円〜3万円+売上の20%〜30%が多いようです。
業務量も多いので、手数料の相場は妥当だと思います。
 
では、これらの手数料で民泊が儲かるのかを考えます。
ここでは、もともと物件を所有しているケースは除外し、民泊を始めるために賃貸物件を借りて転貸するケースで考えます。
 
想定物件:1Kマンション 家賃10万円
年間稼働日数180日×6,000円/日(宿泊料)×2人(宿泊人数)→2,160,000円/年(単純計算ですが。)
ここから運営経費を差し引きます。
年間家賃10万円×12ヶ月=120万円
月額代行手数料2万円×12ヶ月=240,000円
売上手数料(20%として)→432,000円
これらを収入から差し引くと手残りは→288,000円です。。。
更にここから清掃費用や光熱費やインターネット等の通信費、備品の補充代金などもかかりますね。
 
そうすると、ほとんど残らない・・・・
 
しかもこの計算は、年間180日の上限でフルに稼働した場合です。
実際には稼働率はもう少し落ちると思われますし、競合物件との差別化を図るために宿泊料や付帯サービスの充実も考える必要があります。
 
つまり、ほぼすべての業務を代行会社に「丸投げ」ではほぼ儲からないと思うのです。
逆に考えれば、出来ることは自身で対応、手配すれば・・儲かりますね(笑)
 
例えば、多言語対応はLINEの翻訳機能で十分に対応できますし、鍵の受け渡しはスマートロックの導入、清掃費用はクラウドソーシングで安価に手配などなど。
 
民泊は普通の賃貸と比較して大幅に儲かるという話に乗せられて、安易に始めようとせず、じっくりと検討した上で参入したほうがいいと僕は思います。
 
追記
ホストがゲストと一緒に時間や体験を楽しむようなスタイルの民泊は、上記の対象外だと思います。